かんぼれんは2003年のカンボジアスタディツアー後に発足しました(詳しくはかんぼれん紹介または活動報告へ)。
支援を開始した2004年は、イエズス会サービスカンボジア(以下JSC)シソポン事務所のプロジェクトの中から、シソポン地区の家の建設支援を行いました。
JSCが家を提供するための基準
- 障がいがある人々であること。
- 家計を支えるべき人が障がいを負っていること。
- 貧しく自分たちで家を建てることができず、また親戚にも頼ることができない状況にあること。
- 現在の家が古い、あるいは、家がなく、頼る当てがないこと。
- その人が一定区画の土地を保有していること。
障がい者、貧しい家族のための家 13軒
支援した13家族は、地雷事故で身体に障がいを負い、生活が困難な人々です。
住んでいた家を失ったり、ご自身では建て替えしたくともできない人々に新しい家を建設し支援しました。
現地JSCシソポン事務所から送られた支援報告より、一部をご紹介します。
Phoalさん(39歳 女性)は地雷により両足を失う。
家族 夫と3人の子ども
夫はタイに農業労働者として働きに出て、Phoalさんは近い村から300mの場所で竹を売って生活の足しにしていましたが、その竹を集めていた時に地雷事故に遭いました。
当時、妊娠中だった彼女は、お腹の赤ちゃんと両足を失い、長期入院が必要な状態になり、その上、火事により古い家も焼失してしまいました。
そのため、JSCは入院先の病院からの旅費や、米、車椅子などを提供し、かんぼれんでは新しい家を提供しました。
アンさん(42歳 女性)は地雷により右足膝下を失う。
家族 子ども3人と母親の母子家庭
マオさん(女性)
家族 母親と3人の男の子の母子家庭
Sarethさん(36歳 男性)は地雷により左足を失う。
家族 親と子ども5人
ソクンさん(男性)は地雷により右足を失う。
家族 親と子ども6人
カンボジアでは、雨季があるため高床式の家を造ります。