2024(令和6)年9月16日(月/祝)にかんぼれん報告会を行いました。
21周年を迎えた今回は、イグナチオ教会マリア聖堂での記念ミサに始まり、ヨセフホールにて報告会と交流会があり、参加者は45名(うち子ども1名)。
報告会では、今年2月のカンボジアスタディーツアー参加者3名によるツアー報告と、代表ボネットさんより昨年2023年の支援報告がありました。
初参加の学生さんは、初めてのカンボジアやシソポンの支援についての印象を率直に語って下さり、とてもフレッシュなツアー報告。
何度もツアーでカンボジアに足を運んでいるスタッフからは、村の小学校に通っていたときから教育支援をし、大学生になった女性3人に会えた話。
彼女たちを支援した年は、5人の生徒がシソポンのイエズス会のザビエル中高校に合格してそこで学び、現在は、5人とも大学生になっています。5人のうち男子大学生2人はプノンペンで学んでいて、ツアー参加者が会えたのは、地元の大学に通う3人の女子大学生でした。
また、プノンペンにある子どもの家(障がいのある子どもたちの施設)を出て、現在は自立して、シエムリアップのイエズス会の施設で元気に働いている青年に会えた話がありました。
毎回ツアーでは、前年の支援先のいくつかをJSCシソポン事務所スタッフの案内で訪問しています。それ以前に支援をした人たち、子どもたちにその後お会いする機会はなかなかありません。
ところが、今回は支援をした子どもたちの成長した姿にお会いすることができたといううれしい報告でした。(詳しくは2023年の支援へ)
そして、2005年からツアー参加通算10回目になったスタッフからは、はじめて訪問したころのカンボジアの地雷がたくさんまだ埋まってインフラも全くない状況から現在までの急激な変化、そして貧しいながらもシソポンの人々の暮らしぶりの変化について。
これまでかんぼれんが支援をしてきた内容の振り返りがあり、大変感慨深いお話でした。
最後に、代表よりカンボジアの現状について。
カンボジア政府のNGOへの制限や、イエズス会サービスカンボジア(JSC)への寄付金が減っていることにより、JSCの方針変更があったこと。
その結果、シソポン事務所のスタッフ削減、支援するプロジェクトは開発支援を中止し、今後は、教育支援や車椅子支援が中心になり、加えて健康支援を行うこと。
そのような状況でも、支援先のシソポン事務所は3人に削減されたスタッフで、車椅子と教育のプロジェクトを今まで通り精力的に活動をされていたこと。
かんぼれんは今後もシソポン事務所のプロジェクトを支えていく、という報告でした。
詳しくは、当日お配りしたツアー報告書、6月のニュースレター、2023年の支援をぜひご覧ください。
今回も報告会の動画配信を予定してますので、ご参加いただけなかった皆さまにも楽しみにお待ちいただければ幸いです。
会終了後も、皆さまにお手伝いいただいたお陰で、会場の撤収がスムーズにできました。
ご参加下さった皆様、本当にありがとうございました。
なお、当日いただいた年会費、お祝い金、ご寄付は、全額支援先であるJSCシソポン事務所や子どもの家への寄付に使わせていただきます。